魚のおばさんからさくら貝のネックレスをもらう話

タイトルが思い出せない本、女の子の主人公が一人旅の途中で魚のおばちゃんと出会うという、ちょっと不思議であったかいお話。小学生向けの児童書だったと思うんだけど確かではない。

主人公の女の子は、ひとりで電車もしくは汽車に乗って旅をしている。目的地は北の方、親戚の家を訪ねるとかだったと思う。はじめての一人旅なのだ。その旅の途中、魚(たぶん鰤)の一団と乗り合わせる。主人公はおしゃべりな魚のおばちゃんと相席になり、いろいろお話をする。

おばちゃんはこれから離れて暮らす家族に会いに行く。お土産として、おばちゃん手作りの貝殻(白い巻貝?)のネックレスを持ってきた。これが大変すてきで、おばちゃん自身も自慢の品である。この貝殻のネックレスを女の子にもあげたいというのだが家族分しか持ち合わせがなく、かわりに小さなさくら貝がひとつ付いたネックレスをプレゼントしてくれた。

女の子は無事に目的地に着いた。たしか帰り道で船(フェリー?)に乗ったときだったかに、魚の群れとすれ違う。その群れの中に、おばちゃんの貝殻のネックレスを付けた魚を見つけたのだった。

以上、思い出せたかぎりを書いてみたけど、なにしろうろおぼえなので、内容がどれだけ正しいか怪しいものだ。だいぶ脚色しちゃってるんじゃないかと思う。

主人公がレールの上を走るものに乗って一人旅をしていて、魚の群れと乗り合わせて、魚のおばちゃんからさくら貝のネックレスをもらったところはあってると思う。あと、船の上だったかは確かではないが、最後に魚のおばちゃんらしき姿を見かけるシーンは印象に残ってるので、そこは実際にあった内容なんじゃないかなー。

本は我が家には現存しないっぽい。学校で読んだのか?もしかしたら国語の教科書かなーとも思ったんだけど、思い出せたかぎりの内容では当時の教科書には載らなそうなんだよなー。ああ気になる。

と思ったら、2chに答えがあった。ありがとう神様!

この表紙が家にあったおぼえがないので、やっぱり学校で読んだんじゃないかな。絵本だったんだねぇ。もっと字の多い本だと思ってた。

そういえば水筒のあったかいお茶を飲むシーンあったな。魚のおばちゃんにも飲ませてあげるんだけど、おばちゃん魚なのであったかいの飲めないとかいうエピソードがなかったっけか。

さて、上の内容がどれだけうろおぼえなのか確かめるために改めて読んでみようかなー。思い出の中のぼんやりした映像を大切にしたいような気持もあるのだが。実際はカラーの絵本なのに、自分の思い出の中ではなぜか白黒の絵なのだ。思い出って不思議だなぁ。