早い春 十輪寺の白モクレン 2020
藤枝市岡部町の十輪寺にモクレンを見に行ってきたという話です。
朝から曇ったり晴れたりせわしなく、午前中に少し雨も降ったという、不安定な空模様の日でした。昼頃からは晴れ間が広がってきて、気温も上がってきたので、ちょっと白モクレンを見に行きましょうということになったのです。
これから向かう山のほうに雲が溜まっているのがやや気がかりだけども。花が咲いてるかどうかもわからないけども。
例年であれば、モクレンの見ごろは三月中旬頃。しかし、今年は近所のモクレンがすでに咲いています。さて、こちらはどうでしょう。
お、咲いてますね。
とはいえ、よく咲いているのは山門脇の大木だけで、それ以外の木はまだ鱗片に包まれた蕾が目立ちます。
もふもふの鱗片、白く光る毛が美しい。
今年はどの木も蕾が多いように見えます。本格的に咲き始めたらさぞ見事でしょう。
その足元に咲く蘭の花。
かっこいい虫。黒に赤の模様。たぶんイタドリハムシ。レンズをさし向けるとかっこいいひげをいぶかしげにふるわせておられました。動画で撮っておけばよかった。
山門前に戻って、今は菜の花がよく咲いています。
お寺の前の鎮守山に登ります。足元に注意。
足元のユキノシタ。
これは、シキミ?
なんらかの虫が食った跡のある葉っぱ。おそらくテイカカズラ。虫は不明。
なんらかの草の芽と、上からはらはら落ちてくる花びら。
見上げると、鎮守堂のまわりの河津桜が散っています。もう葉桜ですね。
というわけで山頂。
斜面の木はほとんどがモクレン。上から見下ろすと、梢で開き始めている白い蕾が目立ちます。
鎮守堂裏の三角点。
向かいの神神社の山がえらいさっぱりしておられます。神域再生的な整備を行っていると、数年前、神社の掲示板に書いてあるのを見ましたが、それでしょうか。
岡部宿方面。あのタワークレーンは何をつくっているのでしょう。
というか、空が暗くなってまいりました。まばらに雨粒がぱらつき始めております。
これは昨年咲いたモクレンの実のよう。
これは花弁が伸びた蕾。
もふもふの鱗片を割ってこのしゅっとした花弁が現れて、最終的にはあのぼこぼこの実になるわけです。おもしろい。
個人的に好きな風景。
麓に近づくと漂ってくる強い芳香。花盛りの沈丁花。
ここでいったん十輪寺入り口まで出て、開花情報の看板を確認。
現在モクレンは五分咲き、毎年恒例のお祭りは三月初めの週末の予定だそうですが、どうなりますかね。開花情報ともども、十輪寺ホームページを確認しておくのがよさそうです。
絵の達者な方がおられる。十輪寺のご本尊はお地蔵様です。
お寺の前に戻ってまいりました。
門前のミツマタ。ミツマタってこんなふうに咲くのですか。なんかぎっしりというかんじです。
花のきれいなところ。ミツマタもだいぶもふもふですね。
一本だけある紫モクレンは、早くも満開です。
というようなかんじでした。