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かえるのうちに

旧名「志太めぐり道草録」 志太の地をよろよろと彷徨するカエルがかえるうち

この街のゴミを見守る八咫烏

焼津駅北の公園脇にあるゴミ収集所に可愛い八咫烏(ヤタガラス)がいるっていう、ただそれだけの話をするよ。

焼津北公園

現場の焼津北公園は焼津市駅北2丁目にあり、大井神社が隣接している。駅前の住宅地の真っ只中にあるわりには緑の多い広々した公園で、大井神社のお祭りの時には会場として使われるし、盆踊りもここでやる。公園の名前の「焼津北」ってのはこのあたりの昔の地名で、焼津駅周辺に焼津北って村があったんだよ。

で、まぁ、公園自体は今回なんの関係もなくて、その脇にある地区のゴミ収集所の話である。

ゴミ収集所の八咫烏

写真お出しすれば終了する案件なんだけど。見てのとおり、ゴミ出しの注意事項を書いた看板に、ぱっちりお目目の八咫烏が3羽いらっしゃる。熊野本宮大社の御旗からとった図案だね。「“やたがらす”が見ています」だそうだが、実際見ているのはゴミを荒らすハシブトガラスだろうな。

この看板の存在に気付いたのは5年ほども前のことだったか。以来ずっと気になってたのだが、なぜここに八咫烏がいるのだろう。

八咫烏ってのは日本神話に登場するカラスで、導きの神だったり太陽の化身だったり、あるいは素戔嗚尊の使いとされることもある。詳しくはWikipediaでも見ておくといい。

それこそゴミを荒らすカラスからの連想なのではあろうが、しかしよく八咫烏なんて思いついたな。隣の大井神社になんか由来があるかと思ったのだが、境内の由緒書きによれば祭神は弥都波能売命(ミツハノメノミコト)と猿田彦命だそうで、あまり関係なさそう。

大井神社(駅北)

不法投棄防止に鳥居を設置したら効果があったなんて話を時々聞く。神の使いをゴミ捨て場に引っ張り出したのには似たような意図があったのかもしれない。少なくとも私は八咫烏が気になって看板を何度も確認しているし、注意喚起の役割は十分に果たしているはずだ。

なお、看板下部の「ゴミの中に   など入れて出さい!」の欠字部分には、以前は赤字で「キケン物[ビン、カン]」とあった。「出さい!」はたぶん「出さない!」って書きたかったんだろうな。油性ペンで後付けしたものらしく、いい感じに使用感と脱力感を醸し出している。

いったいこの看板はいつからここにあるのだろう。作ったのは誰だったのか。なんか看板自体のつくりもしっかりしてるし、けっこうな手練れが作ったものじゃないかとか勝手に妄想しているのだが。最近では塗装が薄れ八咫烏もところどころ剥げ落ち始めている。できれば長く維持していただけると嬉しいな。

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