「志太の石碑・石仏めぐり」更新 2016年8月分
なかば川中島八兵衛紹介サイトと化している「志太の石碑・石仏めぐり」ですが、今月も八兵衛さん推しです。川中島八兵衛御詠歌の写本をゲットしましたので、ご紹介していますよ。ぜひごらんください。
なお、今月更新分からページをHTML5+CSS3で作成しています。なんか不具合が生じていないか非常に不安です。お気づきの点がありましたらご連絡いただけると幸いです……。
- 2016年8月28日
- 公開:川中島八兵衛「明治39年の御詠歌写本」
- 2016年8月21日
- 公開:焼津地名碑「小川新町(左口)」(焼津市小川新町)
- 更新:焼津地名碑「小川新町(堰)」建立時期訂正、誤「1987年(昭和62年)10月」 → 正「1985年(昭和60年)10月」。解説文改訂。
- 2016年8月7日
- 公開:川中島八兵衛「築地の紀伊[国川中?]嶋小長谷八兵衛」(藤枝市築地)
- 公開:川中島八兵衛「築地上の紀伊國川中嶋小長谷八兵衛墓」(藤枝市小石川町)
- 更新:川中島八兵衛「下青島・追分の紀伊国川中島小長谷八兵衛之碑」(藤枝市下青島)
建穂寺のお地蔵さまに会ってきた
8月21日に静岡市葵区建穂(たきょう)の建穂寺(たきょうじ)【地図】でお地蔵さんのお祭があるということで、行ってきました。
建穂寺のお地蔵さんは現在、クラウドファンディングで修復費を募集中で、私もわずかばかりの支援をさせていただきました。で、どうせなら修復前のお姿も拝んでおきたいなーと思っていたところ、ちょうどよくお祭があったというわけです。
お地蔵さんは像高約34cmというから小さいのかなと思っていたのですが、実際見てみたら意外に大きかった。それと、写真で見るよりもきれいでした。たしかに経年劣化であちこち傷んではいるものの、大切に守られてきたんだなということがうかがえます。ただ、それだけに、破損部分がより一層痛々しく見えてしまいます。
修復には1年ほどかかるということですが、来年のお祭くらいにはお堂に帰ってこられるのでしょうか。修復したらどんな風になるのか楽しみです。
2016年8月28日追記:
CAMPFIREの活動報告にお祭りの様子がUPされてました。
地蔵さまのお祭り② - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
プロジェクトも無事成功して本当によかった。じゃっかんドキドキしながら見守っていましたが、結果としては目標を上回る支援が集まったとのこと、まことにめでたいです。
お地蔵さんの修復には1年程度かかり、来年のお祭にはお戻りになられる予定とのこと。これからも末永くおまつりできるよう、しっかり直してもらってください。本当に一年後が楽しみ!
以下、建穂寺の写真など。
続きを読む土用の丑の鰻と牛と胡瓜など
本日は土用の丑の日だったのだそうだが、藤枝の高洲だったか大洲だったか、ともかく藤枝市南部では、土用の丑の日に牛を食べたという話を前になんかで見た。なんだったっけかなー、『大洲村誌』か『高洲村政誌』のどっちかだった気がするんだけど。ともかく、丑の日なんだから牛を食べたほうが自然なかんじはする。
私は藤枝出身だが、土用の丑の日に行事食として牛を食べたことはない。鰻は何度か食べたおぼえがある。しかし、正月のおせちやクリスマスのケーキのように、その時期になったら必ずそれを食べたくなるようなものではなかった。
家族も土用の丑の日だからといってなにをするわけでもなかったし、記憶にあるかぎりでは近所の鮮魚店や料理店でも特に鰻を売り出したりはしなかった。どうも当時のあの地域では土用の丑の日の習慣自体が存在しなかったのかもしれない。
そもそも、当時は世間も今ほど丑の日だー鰻だーと大騒ぎしなかったと思う。うちの家族が言うには、鰻といえば専門店で調理済みのものをいただくのであって、そのへんのテキトウな店なんかでは扱っていなかったそうだ。当然ながら安いものではなかったし、むしろ今よりも入手困難な高嶺の花だったのではないか。
そういうわけで、土用の丑の日の鰻が全国的な習慣になったのって意外に最近なんじゃないかと疑ってるのだが、どっかに調べた人がいないかな。探したら見つかりそうだが、まぁ今後の課題ということで。
大正5年発行の『志太郡誌』によれば、当時の志太郡では、土用の丑の日には鰻にかぎらず川魚を獲って食べていたそうだ。戦前はそのへんの用水路でも鰻が獲れたと聞くので、鰻が入手困難だったがゆえの代用品が川魚だったというわけではないようだ。動物性たんぱく質をとりたいときに手軽に入手できるのが鰻を含む川魚だったということかもしれない。
なお、藤枝・焼津あたりでは、魚など動物を獲って食べることをセッショー(殺生)と言った。丑の日に川魚を「獲って食べる」というところに、なんか意味がありそうな気もする。とりあえずこれも今後の課題としておぼえておこう。
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